アクセルです。
前回の続きです。
ペルソナ、ペルソナって何それw美味しいの?
一部のアフィリエイターの間で流行っている?ペルソナとは何なのでしょうか?
本当の定義は知りませんが、うちの会社では、ターゲットユーザーとか見込み客という意味で使っています。
商品を売るときに、一番、ハードルが低いのは、その商品を欲しいと思っているユーザーにその商品をそのまま売ることです。
例えば「ミュゼ 口コミ」と検索している人にミュゼをアフィリすることです。
もしくは、その商品を購入することで悩みを解決してあげられるユーザーです。
脱毛したいけど痛かったり、めんどくさかったりするのは嫌い!ということで悩んでいる人に「〇〇脱毛サロン」をすすめて、痛くない脱毛サロンやめんどくさくない脱毛サロンを提案して売ることです。
アフィリサイトの場合は、あくまで商品ありきで考える必要があります。
ここを勘違いして自分が良いと思った商品を売っている人がいますが・・・。
ペルソナかもしれないけど、それって商品を売るときに必要な事?
「〇〇脱毛サロンを売るためのペルソナを考えてください」と言うと・・・
「20代前半の忙しいOLさんで都会に住んでいる。まだ結婚はしていないけど、そろそろ今付き合っている人と結婚しようかと話合いをすすめている。来年の結婚式までには脱毛してキレイになって一生に一回の思い出をビデオに収めたい!」
みたいな細かい設定を言う人がいます。
間違ってはいないのですが、サイト設計レベルのペルソナとしてはちょっと違います。
アフィリエイターが本当に知るべきペルソナは、商品を買おうとしている段階の悩みなんです。
上の例だと脱毛をしようと思ったきっかけを中心に書かれており、脱毛を選ぶ段階の悩みのユーザーではありません。
何度も言いますが、商品(サービス)ありきで考えるのがアフィリサイトの設計です。
ただし、「きっかけ」は記事を書く上でヒントになるので、これはこれで知っておきたい情報です。
ペルソナを知るには用語集だけでは不十分
前回の記事で少し触れましたが、ジャンルの全体像を知るために専門用語やそのジャンル特有の意味で使われているキーワードをLPから抜き出したものを調べるだけでは不十分です。
そこで、Y知恵袋や教えてgoo、発言小町などで抜き出したキーワードを調べていきます。
その過程でペルソナがどういう気持ちや悩みを抱えながらそのキーワードを使っているかが見えてきます。
自分たちが常識的に考えている言葉の意味を間違って使っている人もたくさんいます。
主観を捨てて、ユーザーさんが「黒」というべきところを「白」といっていたらそれを黙って受け入れましょうw
また、同じキーワードであっても複数のペルソナが考えられることがあります。
キーワードの裏にある本当のユーザーの気持ちに少しでも触れないと良いサイトは作れないと思います。
これが悩みを拾う作業になります。
ペルソナの検索ワードを信じてはいけない
ユーザーの頭の中にあるペルソナは、頭の中にイメージとして存在しています。
そのイメージから悩みを解決するために、検索エンジンの検索窓にキーワードを打ち込むわけですが、この検索ワードというのはユーザーの語彙というか国語力に、大きく左右されます。
そこで、しばしば頭の中のイメージと実際に検索するワードのズレが生まれます。
そして、そのことにユーザー自身も気づいていません。
このことを常に頭にいれてサイト作成をする必要があるのですが、多くのアフィリサイトはそれを意識していません。
集客ワードと表現ワード
LPにあるキーワードというのは、「集客ワード」というものと「表現ワード」というものがあります。
「集客ワード」については、SEOで上位表示を狙う人が多いため、研究している方が多いのですが、「表現ワード」についてはあまり掘り下げている人がいないように思います。
※表現ワードは弊社の独自の言葉です。
表現ワードは、ユーザーの気持ちを表すキーワードです。
キーワードといっても文章になっていることもあります。
まずは、集客ワードだけをグルーピングします。
次に表現ワードだけをグルーピングします。
その過程で集客ワードのどこかのグループと表現ワードのどこかのグループがマッチングします。
これがコンテンツ作りの大きなヒントになります。
サイトのペルソナを決定するには?
・用語集
・悩みを拾う作業
・LP比較表
この3つを作成する作業を通してペルソナを見つけていくことができました。
最初は、主婦ライターさんに、全体像を知らせるためにお願いしていた作業だったのですが、結果的にペルソナを自分たちで考えることができるようになってきました。
キーワードプランナーやサジェストワードばかりでSEO脳になっている人の参考になったら幸いです。
自分が今までやってきたことを否定するのはとても大変な事です。
しかし、その否定の先には、サイト作りやリサーチの楽しさが待っています。
ちなみにサイトのペルソナは、大きなくくりで考えています。
記事のペルソナとはちょっと違います。
記事のペルソナについては、また別の機会にお話しできたらいいなあと思います。
続く・・・・